健康日本21とは、21世紀においての国民健康づくり運動のことです。すべての国民が心身とも健やかに生活できる社会にする取り組みで、2000年より開始されました。具体的には、国民が抱えている健康課題に対して目標数値を定め、健康寿命を延ばすために、生活習慣病などの改善を行う取り組みをしています。
2013年から行われている健康日本21の第二次では、健康寿命を延ばす事や、健康格差を縮める事・生活習慣病の予防や、生活習慣病の重症化予防・社会生活を送る上で必要な機能を維持し向上させる事・健康に生活していく為の社会環境の整備や食生活などの栄養や運動、飲酒や喫煙、休養や歯・口腔の健康に関する生活習慣及び社会環境の改善の、5つの基本方針と、全部で53項目の目標値を具体的に定めています。そして2024年度からはすべての国民が健やかで心豊かに生活できる持続可能な社会の実現が目標として掲げられています。
また、心の基本方針も定められており、日常の生活や日々の習慣に重点を置いたり、行動科学を基に自分でできるケアについて推進しています。具体的には、心の病気への早期対応などです。日本は戦後から国民の寿命が伸び、平均寿命もトップクラスです。その一方で、健康寿命との差があるのが現状です。個人的な問題だけではなく、社会保障費の増加は、社会全体に影響します。健康対策を国民や社会で行っていく事で、病気を予防し、健康を増進させて健康に安心して長生きできる社会となり、健康寿命を伸ばすことが可能になるでしょう。
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